FPブレーンの「企業型確定拠出年金の導入相談窓口」

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確定拠出年金、どのくらい拠出したらいいの?

ずばり「掛けられるだけ掛けた方がいい」です。


1つ目の理由は、所得控除のメリットを最大限に受けられるからです。

2つ目の理由は、今からしっかりと将来に備える必要があるからです。

そもそも、私たちは老後のためにどれくらいお金を準備したらよいのでしょうか。


少し前に、金融庁が発表をした「老後、2000万不足問題」が話題となりましたね。

あれは、夫が 65 歳、妻は60 歳の無職の世帯において、毎月平均で約5万円不足すると仮定し、残り20~30 年の人生があるとすると 不足金額が単純計算で1,300 万円~2,000 万円になるという内容でした。

ですから、皆さんが必ず不足するということではありません。


ですが、日本の社会構造を考えると年金受給開始年齢が70歳に引き上げられる可能性があります。

また、先日厚生労働省が発表した財政検証によると、最も経済状況が好ましい状態で推移した場合でも、2046年度には所得代替率※が51.9%まで下がるという内容が開示されました。

※ 所得代替率とは、 高齢者が受け取る年金額が現役世代の所得の何%であるかを表す比率です。

2019年度の所得代替率は61.7%( 現役世代の手取り平均額35.7万円に対して年金額が22万円になるので 22万円÷35.7万円と計算します)ですから、将来は今よりももらえる年金額が減ることが想定されます。

ですから、早い時期から生涯のマネープランを検討し、老後の生活資金や余裕資金などの具体的なシミュレーションを考えるべきなのです。


では、退職金を1000万もらえると仮定して、今から20年間で残りの1000万円を今から積立てるには、 月にどのくらい貯蓄をする必要があるでしょうか。

月4.2万円×12か月×20年 ≧ 1000万円

運用益などを一切考えなければ、これから20年貯蓄をする人にとって、月4.2万円拠出しないと達成できない数字だということが分かります。


運用は、長期でやれば確実に資産形成をすることができます。

今から将来を見据えて、掛け金額を考えてみましょう。

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